Dr.輝夫ブログ

口腔機能向上研修会

本日(3月30日)横浜市歯科医師会主催の口腔機能向上研修会に出席してきました。

コロナの問題が起きる前は高齢化社会の心配事として、団塊の世代が後期高齢者となる2025年問題が話題になっていましたが、今の世間の状態は予測の範囲内なのでしょうか?今回の研修会では団塊の世代の子供達が高齢化を迎える2040年問題の深刻さについてのお話がありました。医学の進歩と、社会環境の整備で平均寿命は伸びていますが、それ以上に健康寿命が伸びないことには、介護が必要な高齢者が増加して、大変なことになることが予測されています。人口に占める割合が多くなる高齢者が、元気でいてくれないと社会が回らなくなってしまいます。

 高齢者が弱りかける(フレイル状態)のは、しっかり食事ができなくなること(オーラルフレイル)がきっかけになることも多いいようです。それにはしっかり食事ができる口腔環境を維持する必要があると講師の先生方が実例を紹介しながら解説して頂けました。また、口腔組織が弱りかけた状態(オーラルフレイル)の検査やその検査方法についても勉強できました。よく食べて、よく動いて、よく人と交わるのが健康に歳を重ねる秘訣ですが、それには歯を健康に保つことが重要です。歯を大切にしましょう。

中村歯科クリニック

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