Dr.輝夫ブログ

小児の睡眠障害

7月19日(金曜日)に睡眠歯科学会が主催する講演会に仕事を早めに切り上げて横浜駅近くの会場に出かけ、研究者のお話を聴講してきました。

 演題は小児の睡眠障害についてでした。一般論として日本人の平均睡眠時間は、成人でも小児でも世界で一番短いようで、しかもその傾向は徐々に悪化しているようです。お話の中で特に気になったのは、睡眠時間の量と脳の海馬の大きさは正の相関関係があるとのお話でした。実際、睡眠時間が少なることによって、子供の海馬の大きさも小さくなる傾向があるようです。

 睡眠障害がある小児は何らかの発達障害を併発することがあるようですが、逆に発達障害がある小児は睡眠に問題がある場合が多いいようです。

 鼻の空気の通りが悪く、口呼吸をしがちなお子さんや、扁桃腺で熱が出る子供さん、睡眠時にイビキをかく子や、おねしょを頻繁にする場合は質の良い睡眠が取れてないことが多いいので注意して成長を確認していく必要があるようです。

中村歯科クリニック

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