Dr.輝夫ブログ
睡眠歯科学会認定書
何十年も前から妻から睡眠時のいびきや、呼吸が止まっていることがあると指摘されましたが、自覚がなかったので、無視していました。ですが、十数年前に患者さんに睡眠時無呼吸用の口腔内装置の製作依頼を受けたことをきっかけに睡眠時無呼吸について勉強することにいたしました。
妻の指摘から私自身が睡眠時無呼吸の症状がありそうなので、睡眠時の呼吸の検査器具を購入して自分自身の睡眠時の呼吸を検査したところかなり重症な睡眠時無呼吸症候群であることが判明しました。
通常は肥満により、咽頭部に脂肪がついて気道が閉塞されることが多いいと言われるのですが、私はそうでもなく、東洋人に多い口呼吸で、睡眠時に舌根が咽頭部に落ち込んで気道を閉塞して起こるタイプのようでした。
そこで、鼻洗浄したり、あいうべ体操をやりながら鼻呼吸を意識したりしましたが、なかなか計測値が改善されませんでした。残るはCPAPという呼吸が止まった時に空気を鼻から送り込む装置をつけて寝るか、口腔内装置をつけるかのどちらかを選ばなければなりません。
私は歯科医なので、自分で製作できる口腔内装置を試してみることにしました。口腔内装置といっても、形状や素材が異なる40以上の種類があるので、一つ一つ検査器具をつけて計測しながら試してみることにしました。
そんな過程で、勉強したことにより日本睡眠歯科歯科学会から6年前に認定証をいただけまして、今回は更新した認定書が届きました。
人生の3分の1は睡眠時間です。私自身も無自覚だったため無視していましたが、睡眠の質と量の大切さをもっと皆さんにアピールしなければならないと感じています。睡眠時間を削って何かをやり遂げることを美徳とするような考えは問題だと思います。
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