Dr.輝夫ブログ
口腔ガン検診
昨日(11月26日)診療終了後の午後7時からのZOOMによる口腔ガンの講演会を拝聴しました。
口腔ガンについての講演会は、患者さんのお口を見る機会の多い歯科医として見逃してはならない非常に重要なことですので機会があるごとに何度も拝聴して来ました。今回も普段見られない口腔ガンの写真を数多く見まして、忘れてはならないと心に留めました。講師の里村教授によると、アメリカでは日本より口腔ガンの発生は多いものの、その患者数は最近減少気味になっている様ですが、日本では未だ増加傾向になっているとのことでした。それは、日本では口腔ガン検診を受ける機会がないからではないかとお話しされていました。どんなガンもそうですが、特に口腔ガンの場合、早期に発見しないと、治療も大変になるし、治ったとしても食事や発音、外見上にも問題が出て、QOLを大いに損なうことになるので、早期発見が非常に大切になるとお話しされました。
講演でも早期癌の写真を見せていただきましたし、私自身も癌かどうかわかりにくかったので、病院に検査に行く様紹介させていただいたら早期癌であった患者さんの口腔粘膜の状態も、早期癌であると正常組織との差が微妙でした。そんなことで、里村教授は早期癌の診断装置を開発しているとのお話もありました。ぜひ一般的になってほしいものです。
中村歯科クリニック
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