Dr.貴則ブログ
『歯の移植』の講演をいたしました。
先週末は名古屋にて『歯の移植(自家歯牙移植)』の講演をさせていただきました。
お呼びいただいたのはPGI名古屋(Practical Gnathology Institute ,Nagoya)という、真の総合歯科診療をめざす咬合学の研究機関として、1984年 故 寿谷一先生により設立されたグループの春季総会です。講演後には身に余るご評価もいただきありがたく思っております。PGIホームページ
今回は基調講演として4時間ほど、若輩者ながら「歯の移植」についてお話しさせていただきました。去年は敬愛する押見一先生がご講演された枠とのこと。2年前にご依頼をいただきましたが、とても身が引き締まるとともに、できうる精一杯の準備をさせていただきました。
発表の目的は『より良い自家歯牙移植術を知ってもらい、実践してもらう』としました。1人でも多くの歯科医師が歯の移植ができるようになれば、その技術により助けられる患者さんも増えるでしょう。歯科医療をアップグレードすることも可能だと考えているからです。2009年に実家のクリニックへ戻ってから行なった自家歯牙移植術(成功率97.05%)を行うための知識・技術や実際の症例についてCT動画や手術中動画も含めて共有することを構想。動画の編集など不慣れな作業もありましたが、連日連夜、診療後準備し、若手からベテランまで移植初心者から経験者、どなたでも気づきが得れるようにこだわりました。題名は『安心安全な自家歯牙移植を行うために』
当日はご時世のこともあり、参加者は等間隔に座りマスク着用、演者から参加者は3m以上離れて着席、手指消毒用アルコールスプレー、昼食も席を離れて食べるなど、感染対策も徹底していただきありがたく思っております。
午前中に会員の先生方の発表。近藤先生(歯周病)・林先生(子供の矯正)・今枝先生(歯周病+矯正)ともに熱意あふれる素晴らしい発表でした。
いよいよ午後。講演開始前に代表の松岡先生から「先生は若手の君らと同じぐらいの年齢です。君らも頑張ればできると言うことを解ってほしい」と過分なプレッシャー、演者紹介でも座長 前岡先生から「特に僕から言うことはありません。発表を見てもらえば先生の凄さがわかります。」と追い打ち。もう笑うしか・・・。笑
まあ落ち着いていこうと、自己紹介から今学ばせていただいている学びから『Why – How – What』のWhy(なぜこの発表をするのか)から話し始め・・・。手術動画や移植後10年のCT動画など真剣に見ていただきました。
結果的にはあっという間の4時間でした。大変ありがたいことに休憩時間もトイレに行けないほど嬉しい質問や相談をいただきました。集合写真後、トイレに駆け込んだのはナイショです。笑
帰りも新幹線の時間まで歯科臨床の話で盛り上がりました。ふと代表の松岡先生に「何で僕だったんですか?」と聞くと「俺は本物しか呼ばん」と最高の褒め言葉をいただきました。今後も歯科臨床に精進して参りたいと思います。
※スタッフには「ういろう」と「えびせん」をお土産に^ ^
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