Dr.輝夫ブログ
呼吸はすべてに優先する
タイトルは、数十年前に、睡眠時無呼吸のお話や、歯列矯正の教えを受けた、菊池哲先生(平成26年逝去)からお聞きして心に止めている言葉です.
本日、何度も拝聴している講師による講演ではありますが、オーストラリアから、スタッフを引き連れて来日されました、Dr.Farrell先生のお話を聞いてきました.今回は以前に増して、顎関節症や閉塞性睡眠時無呼吸に関するお話が多かったです.強調されたことは、子供さんの歯並びというより、全身の健康的な発育にどのように歯科医として関わるかといったことでした。
歯並びの良い子にするには、幼児期の悪習癖を正すことが大切なことは歯医者として歯科矯正に携わった数十年前から、理解してまして、筋機能療法として実践もしてきましたが、それまでの講習会等で得た知識では期待したような効果が得られませんでした.
そんな折り、日本矯正歯科学会で静岡の塩田先生の講演を拝聴したことから、MRCの筋機能療法のすばらしさを知り、これこそ本物だとの思いから、本格的に導入することにしましたが、知れば知るほどこの治療法の良さに感動しているところです.
またこの療法は、私が30年以上前から取り組んでいる顎関節症の問題やら、数年前から本気に取り組んでいる睡眠時無呼吸にも絡んでいて、歯科が全身の健康に関わる事としては最重要な課題に関与しているように思えるようになりました.
ということは、生きるために最も重要な『呼吸』に関与しているからです。
人は食べ物は無くても数日は生きていられます.しかし、呼吸ができなければ、数分で生命を絶たれます.ですから、人は生きるためには一時たりとも気道を確保しようと努力するものです.その呼吸法を正すことにより全身の健康と、健康的な成長を促すことに歯科医として関与できることはすばらしいことと思います.そうして、呼吸法が良くなれば、自ずと歯並びもヨクナルなんて!!
今日のお話を分かりやすい方法で、子供さん達に、またそのお母さん、お父さん達にどう伝えるか、頑張ってみます.
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