Dr.輝夫ブログ

歯の痛みで目が覚めた

本日、夜中に歯が痛くなって寝られなくなったということで、患者さんがいらっしゃいました.
ちょうど、キャンセルの電話があった後でしたので、拝見することができました.
ご本人はムシ歯の痛みと思っていましたが、痛みを感じたあたりの歯にはレントゲン写真でも問題はありませんでした.若干硬いものを噛んでも、歯を軽くたたいても痛みは誘発しませんでした.
そこで、痛かった側で、綿を丸めたものを噛んで、顎をリラックスさせていただいたところ、少しずつもやっとした痛みが薄れてくるとのことでした.
どうも、顎関節症の急性症状が夜中に発症したようでした.
そこで、即日に小さなマウスピースを製作し、夜間に装着するようにお話しして、お帰ししました.
患者さんには、『顎周辺の筋肉の痙攣発作』のようなので、顎周囲の筋肉をりらっくすするように、また、ストレスを抱え込まないようにお話ししました.

本日はもう一人、ムシ歯や歯周病が原因ではない痛みを訴えて急患の患者さんがいらっしゃいました。
このような痛みを『非歯原性歯痛』というのですが、患者さんは、歯に痛みを感じるので、歯を治療してもらえば治ると思い来院するのですが、そうでもないことも多々あるので、コンセンサスをえるのが難しいところです.また、歯科医師としても、確定的な診断がつきにくく、消去法で、原因を推測するしかないので、もやもや感が患者さんが帰った後も頭に残ってしまいます.

中村歯科クリニック

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