Dr.輝夫ブログ

ことばと思考

 暫くぶりに骨のある本を読んでみました。私にとってはかなり難解で、著者の述べたことの半分も理解できなかったかもしれませんが、ものを考える上で、いかにことばが常用であるかは認識できました。物の善悪を考えるにも、頭の中では何かと理屈をこねるわけですが、ことばがなければそれを構築することはできないでしょう。世界には何千種類の言葉があるようですが、それらの言葉がそれぞれに対応しているわけでもなく、他の言語に翻訳できないものも多いいようです。そうゆうことは、異なる言語系の人の間では、お互いが完全にわかりあうことはできないのかもしれません。バイリンガルの方から聞いた話ですが、英語を話している時と、日本語を話している時では、性格が異なって感じてしまうようです。その方の話では、英語を話すときはaggressiveになるし、日本語を話すときは控えめになるようです。
毎日、色々な患者さんとコミュニケーションをとっていますが、もっと言葉に注意を払う必要があると感じました。

中村歯科クリニック

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