Dr.貴則ブログ
歯が痛い展
本日は、横浜開港資料館で開催されている「歯が痛い展」に行ってきました。
江戸時代の浮世絵で見る歯痛の顔やお歯黒の絵、お歯黒を見た外人の日記など、楽しめる内容になっていました。
一本の木を削り患者にあった吸着する義歯などは、当時の西洋より進んだ技術であり、日本の手先の器用さや発想力に感服します。
そこには実際使用された何個か木の義歯が展示されていて、精巧さもさることながら、そこに至るまでの苦労を思うと頭が下がります。
お歯黒についても展示がありましたが、お歯黒の成分を見るとタンニンが入っていて、普段臨床で大きな虫歯の歯質改善に用いているタンニン・フッ化物合剤(HY剤)に通じるむし歯予防習慣が平安時代からあったことに驚きました。
その他、虫歯と言われるのは歯の根の管に虫が住み着き歯を食べると考えられていたことなど、人々が「歯」という分野をどのように感じていたか、現代にも通じる部分が見えとても有意義な時間でした。
今回の会場である、横浜開港資料館は日米和親条約が結ばれた「たまくすの木」を囲むように建てられた洋館です。
敷地内には可愛い趣のある喫茶室もあり、クロックムッシュなど美味しいパンやコーヒーを飲みゆったりできるには良い空間でした。
中村歯科クリニック
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