Dr.輝夫ブログ

エビデンスに基づいた治療

10月に京都であった京都大学の中山健夫先生による睡眠歯科学会での演題の一つの『エビデンスに基づく治療』の講演がオンデマンドでありましたので、再度拝聴しました。『エビデンスに基づく治療』というとエビデンス的に最善とされる治療をするべきと施術者を縛るものと誤解していましたが、そうではなく、エビデンスを利用して、施術者の経験値や患者さんの状況を踏まえて治療方針を決めることのようで、ごく常識的な考えでした。一般的なエビデンスは標準的な患者の治療法についての知見なので、それに縛られる必要はないようです。エビデンス的に推奨される治療法を知った上で、個々の患者さんの年齢、性別、体質、社会的な状況を踏まえて治療方針を決めることが、『エビデンスに基づく治療』のようでした。
 考えてみれば当たり前のことです。
中村歯科クリニック

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