Dr.輝夫ブログ
睡眠時無呼吸を改善するための口腔内装置
先日歯科検診にいらっしてくださった50代の女性が睡眠時無呼吸の口腔内装置の効果を測定したデータを持って来てくださいました。昨年末ですから3ヶ月前に装着して以来ほとんど毎日使用していただいているようです。
当院の装置は装着感をよくするため耐久性のあるシリコン製で、上下の顎を動かさないようにして口呼吸をできないようにするものなので、最初は不安があったようですが、完全に馴染んでくれたようです。
この結果には担当の耳鼻科の先生も驚いて喜んでくれたと言ってくれました。
私自身睡眠時無呼吸でして、自覚症状がないので妻から指摘されても無視していましたが、8年ほど前にある患者さんから睡眠時無呼吸用の装置の製作依頼を受けまして、それではと自分の睡眠時無呼吸を改善できるものを自作してみることにしました。その当時でも、色々な材料で、いろいろな工夫がされたものがありまして、どの装置にするか迷ったので、とにかく良さそうなものから試してみることにしました。何度も型を取って仕事が終わってから作っては計測装置つけて寝るということを7〜8種類くらいやっていい数字が出たものを現在も使用しています。睡眠時無呼吸が何が怖いかというと、無呼吸になっている時に酸素飽和度が下がって、その時に血圧が上がって心拍数も多くなることです。
いびきをかくと指摘されたことのある方は是非計測することをお勧めします。
装置装着前と装着時のデータを掲示します。
中村歯科クリニック
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