Dr.輝夫ブログ

歯周病とアルツハイマー

本日(11月9日)、歯科業者が開催する講演会に参加してきました。歯科疾患は何かと全身の健康に悪影響を及ぼすから歯を大事にしましょうと歯科業界から一般の人向けにアッピールされることがよくありますので、またかという思いもすると思いますが、今回拝聴した鶴見大学名誉教授の花田信広信弘先生の「歯周病菌とアルツハイマーの関係」についてのご講演は説得力がありました。どうも、重篤な歯周病患者の歯周に生息するP.G菌は歯周病を悪化させる歯周病を悪化させる手段を使って、普通の細菌は侵入できない血液脳関門を潜り抜けて脳内で悪事をしていることが実験で証明されたようです。以前から統計的に歯周病とアルツハイマーの関連性は指摘されていましたが、証拠が見つかったようです。興味のある方は国立長寿医療研究センターのHPにも同様の説明が掲載されていますのでご覧になってください。https://www.ncgg.go.jp/ri/labo/19.html  歯周病恐るべしですね。米国国立老化研究所米国国立老化研究所(NIA)は今年の8月にその臨床研究に対して70億円の支援をすることを決定したそうです。歯周病菌はパーキンソン病にも関係しているというエビデンスもあるとのお話も伺いました。

中村歯科クリニック

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